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「ペテロの葬列 上下 (文春文庫)」を読みました! [今読んでいる本]

「ペテロの葬列 上下 (文春文庫)」を読みました!

ペテロの葬列 上 (文春文庫)

ペテロの葬列 上 (文春文庫)

  • 作者: みゆき, 宮部
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/04/08
  • メディア: 文庫



ペテロの葬列 下 (文春文庫)

ペテロの葬列 下 (文春文庫)

  • 作者: みゆき, 宮部
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/04/08
  • メディア: 文庫


今多コンツェルン広報室に努める杉村三郎。
今多コンツェルン会長の外の娘、菜穂子の夫となり一人娘の桃子と3人で暮らしている。

社内報「あおぞら」の仕事で園田編集長と乗ったバスの中で、バスジャックにあってしまう杉村三郎。

犯人はお金ではなくある3人の人間を連れてくるよう警察に要求する。

乗り合いの少なかった人質の中で連帯感がうまれる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

杉村三郎シリーズ第3弾読みました!
なんとも、なんともいろいろある巻でした・・・!!
最終的につらい!
三郎を思うとつらい!!
しかし上下巻からなるボリュームもたっぷりですが、やはり内容の濃さがすごくって大作読んだわ~みたいな満足感が(笑)

バスジャックから始まり、その犯人は宗教系かしら??とかストーリーにもはまっていったら、人質の問題まで発展し、三郎自身の大きな転機にまで発展していく。
読んでいるうちにちらちら伏線のような描写があって嫌な予感はしていたんですが。
まさか。
なんか・・三郎がかわいそうや!
奥さんは本当に根っからのお嬢様なんやな・・ってがっかりや。傲慢やわ。

でも義父である今多コンツェルン会長とか園田編集長とか喫茶店のマスターとか、三郎自身を慕ってくれている人たちの存在に救われました。

それにバスジャック事件の結末がまさかあんな方向にいくなんてびっくり。
最後は三郎と一緒に手に汗にぎった感じになりました。
つらいけど、悲惨ではない状況に救われた。
そしてやっぱ前向きに終わる感じでよかった・・!
リアルな人間描写で頭で登場人物たちが本当に会話して動いているかのよう。
面白かったです。

次も読みます!

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