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「あんの明日 お勝手のあん (ハルキ文庫 し 4-9)」を読みました♪ [今読んでいる本]

「あんの明日 お勝手のあん (ハルキ文庫 し 4-9)」を読みました♪

あんの明日 お勝手のあん (ハルキ文庫 し 4-9)

あんの明日 お勝手のあん (ハルキ文庫 し 4-9)

  • 作者: 柴田 よしき
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2022/12/15
  • メディア: 文庫


黒船が来航し、江戸時代も終わりのころ。
品川宿の老舗宿屋「紅屋」でお勝手女中として働く、やす(あんという呼び名はのちのち出てくる)
やすは優れた嗅覚と味覚をもち、料理への情熱と才覚をもっていた。
父親に売られたやすだが、いずれは料理人として生きていきたいと心の奥底で思っていた。

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18歳になり、一人前の料理人として認められ働いているやす(あんちゃん)

紅屋の若旦那への突然のおかしな噂が聞こえてきたり、
武士山路一郎からの告白、
やすが苦手に思っている「ももんじ」(馬・猪・豚などの肉)の調理への挑戦。

江戸時代に女が料理人になるということへ立ち向かう決意を意識し始めたやすの話。

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あんちゃんシリーズ第7弾です!

好きなシリーズです♪今回も面白かった♬♪

今までは料理に携わって生きていければ・・とか紅屋でずっと働ければ・・・とか「夢を抱く」ことをしていなかったあんちゃんが、「料理人」という目標を意識した考えにだんだんと変わっていっていてそこにも目が離せません!

なんだかんだ紅屋への噂も「自分にはどうしようもできないことはかかわらない、仕事をしっかりとする」というのも社会人だな~とちょっとびっくりしました。
その通りなんですけど・・ちょっと寂しさも覚えたり(笑)

でも「あなたの姿は、あたしの明日」というセリフエピソードは素敵でした。

政さんや紅屋に頼りきりなあんちゃんが、いつか政さんや紅屋から精神的に自立する姿が見られるのが楽しみです。

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