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「鯖猫長屋ふしぎ草紙(七) (PHP文芸文庫)」を読みました! [今読んでいる本]

「鯖猫長屋ふしぎ草紙(七) (PHP文芸文庫)」を読みました!

鯖猫長屋ふしぎ草紙(七) (PHP文芸文庫)

鯖猫長屋ふしぎ草紙(七) (PHP文芸文庫)

  • 作者: 田牧 大和
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2019/09/07
  • メディア: 文庫


江戸の根津宮永町にめずらしい雄の三毛猫がいる長屋があった。通称「鯖猫長屋」
きれいな鯖縞模様で、すべてを理解しているかのようなふるまいで「大将」や「サバ」と長屋の住人からも一目も二目もおかれていた。
その飼い主はサバをモデルに猫の絵ばかりを描く売れない絵描き「青井亭拾楽(あおいていしゅうらく)」。
だがその長屋にはわけありの人が引っ越してきたり、幽霊の噂に長屋の住人にひきおこる事件、なぜか不可解なことが立て続けに起こる。
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以前少しだけ鯖猫長屋に住んだことのある人気戯作者「長谷川豊山」が店子として戻ってきた。
前回と同じく問題を抱えてだ。

さらに長屋のまとめ役おてると与六夫婦のもとに、与六の子だと名乗る男の子が訪ねてきた。

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いろいろ詰まっていた話だけど、最後の7ページぐらいから読み終わりまでふいに涙がこみ上げてきたのが一番印象的でした。
この巻は最初から、ここにたどり着くまでの話だったんだなぁと読み終わってしみじみ。
サバがずっと山吹を気にかけていたのは、このためだったんだ、とか色々わかってしみじみ。

切ないけど、素敵な終わり方の話でした。

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