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「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと月の降る城 」を読みました♪ [今読んでいる本]

”ヴィクトリアン・ローズ・テーラー”シリーズ20冊目「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと月の降る城 」を読みました♪


ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと月の降る城 (コバルト文庫)

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと月の降る城 (コバルト文庫)

  • 作者: 青木 祐子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/06/01
  • メディア: 文庫



19世紀のイギリス。
ロンドン郊外の町にある仕立て屋「薔薇色(ローズ・カラーズ)」の女店主クリス。彼女が主人公。
クリスの仕立てるドレスは恋をかなえてくれるといううわさがあり、大評判となっていた。
作るドレスとはうらはらに、彼女は着飾ることをせず、とても内気な少女だった。

同じく薔薇色で働く裁縫はまったくできないが、経営や家事をうけもつクリスの理解者であり親友の美しい売り子のパメラ。
また、1巻目で客として出会い、それ以来何かとクリスを助ける伯爵の令息シャーロック・ハクニール。
長い間想いあってきたシャーロックとクリス。
とうとう互いに思いを確かめ合い、恋人同士になった。

だがクリスがずっと「死んだ」と周りに言ってきた母親リンダが闇のドレスとともにクリスに迫ってきていた

身分違いの恋、闇のドレスと母親との対峙、クリスは少しずつ強くなっていく-----------


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シャーロックに一歩的に別れをつげ、闇のドレスと決着をつけるために、単身で母親の愛人が城主であるスコットランドの城に乗り込んだクリス。

母親を救い出し、更生に協力するつもりだったクリス。
手を尽くしたがそれも無理だと悟ったクリスは・・・・

シャーロックは別れを受け入れず、クリスの本心でないことも見抜いて、クリスを救い出すために協力者・警察とともに城へ追いかけていた。

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手を尽くして母親を救おうとしたが、母親自身にそのつもりがないことを悟ったクリスが、まわりのやり直せる人たちを助けようと冷静に動く姿が、とても素敵です。
一見弱弱しいキャラクターだけれど、芯の強さが現れた感じです!!
母親につられてずるずるにならなくてよかったです!!

シャーロックも一途にクリスを追ってくる姿がけなげでした(笑)

緊迫して、見せ場な1巻だったと思います。

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