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「あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 (角川文庫)」を読みました!!! [今読んでいる本]

「あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 (角川文庫)」を読みました!!!

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 (角川文庫)

あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 (角川文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/06/12
  • メディア: 文庫


17歳のおちかは、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せていた。

実家の宿場で起こったある事件をきっかけに、そこにはいられなくなったのだ。

ふさぎこんだおちかに、叔父、伊兵衛は不思議なことを話に来るお客の相手をまかせる。
一度にひとりずつ、百物語を集めるのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
過去と向き合い決着をつけることができたおちか。
しかし、百物語は終わらない。
今日も黒白の間に語り手が訪れる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつもの「黒白の間」にひょんなことからなじみの語り手を迎えることになった。
三島屋なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那・勘一だ。
彼の父親の代のころ、父と勘一が出会ったある本の話。

おちかは、その結末に疑問を抱いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

百物語の続き、第5巻です!!
待ってました!!!
本当に、本当に、大好きなシリーズなのです。
何回読んでもいいっていう本なのです!

「第一期完結」と銘打ってましたが、読んでみて、まさかのおちかの決断。
聞き手が変わるとは思ってなかった・・・!
なんか最後まで読んで、もう1回1巻から読もうと思いました。
おちかの話を1から読みたい。
そのために私に連休をくれ!!!!!(笑)
しかし聞き手が変わるって話ががらりと変わったりしないんだろうか。次がドキドキですね。

おちかの転機として「あやかし草紙」がメインなんでしょうが、私は一番最初の「開けずの間」が印象に強く残っています。
凄惨な話で、まさに怪談って話でしたが、最後の最後でちらとしか出てこなかった太郎の守護がわかったところ、お勝の髪が一房白くなっていたこと、そこでぎゅ~~~~って救われて感動してしまいました!
語りてがぜひとも太郎に会いに行ってほしい!
嫌悪する怖さだったのに、感動で終わるこの話が大好きです。

あと第2話の「だんまり姫」
やっぱり感動した(笑)
一国様の健気な立派さに。
こんな結末になるなんてってじわってきました。

とりあえずこの巻もすごく面白かったってことです!
ああ、おちかが幸せになってよかった。
彼女が幸せになるのはこのシリーズが終わる時だと思ってました(笑)
次も楽しみです!



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