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「夏天の虹―みをつくし料理帖」を読みました!!!! [今読んでいる本]

「夏天の虹―みをつくし料理帖」を読みました[ぴかぴか(新しい)]

みをつくし料理帖シリーズ、7作目です!


夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))

夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))

  • 作者: 高田 郁
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2012/03/15
  • メディア: 文庫




江戸、神田御台所町で蕎麦を出す小料理屋「つる家」
江戸一の料理屋と名高い「登龍楼」の数々の卑劣な嫌がらせの極め付けに、付け火をされ、今は元飯田町に店の場所を変えた。

そこの店主は初老(六十代)の種市(たねいち)。
台所に手伝いとして働いているのは現在22歳(つる家の料理人になったときは18歳)の澪(みお)だ。
大阪から出てきたばかりの澪は上方と江戸の味の違いに戸惑い、しかも女で、店では苦労していた。


だが、彼女には叶えたい願いがある。
大阪では有名な料理店「天満一兆庵」で働いていた澪。
そこが火事で焼け出され、恩人である店主夫婦と若旦那を頼りに江戸に出てきたが、江戸の店は人にわたり、若旦那は借金を抱え、逃亡したらしい。
頼りもなくなり、無念のまま主人:嘉兵衛が亡くなり、今はおかみさんの芳(よし)と澪で精いっぱいつつましい生活を送っていた。
だが、嘉兵衛が亡くなるとき「天満一兆庵」の暖簾を復活させるよう頼まれていた・・・


「料理は料理人の器量次第」と言い切る、今は体を壊しているがおかみとしての器量を兼ね備えた聡明な女性、芳。
澪を信じ、大きな器で澪を見守り、育ててくれているつる家の店主・種市。
澪が幼いころ生き別れた幼馴染、野江。
長屋で初めて仲良くなった、伊佐三、おりょう、太一の3人家族
新たに下足番としてつる家に働くことになった少女・ふき。


小松原との恋をあきらめ、料理の道に生きると決めた澪。
料理の道で、野江を身請けすることを目指す。金額は四千両だ。
つらいことばかりが起こり、澪の先は、まだ見えない。



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澪は料理の道こそ、自らの道だと、決めた。
小松原にそれを伝える。

料理の道の先には、「天満一兆庵」の再興、野江の身請け、めどが立たないことばかりが待ち受ける。

恋の終わり、先の見えない将来、
苦しみぬいた澪は、味覚を失ってしまった。


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・・・・ううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、なんて、つらい巻だ[もうやだ~(悲しい顔)]

最後に身を挺して守ってくれた小松原。
高熱をだし、味覚をなくし、苦しむ澪。
最後の最後のまさかの展開。又次の願い。

つらいことばっかり起こって、つらい巻でした・・・!!
これからどうなるんだろう・・
小松原も澪も、もう2度と沿う道はなさそうなのが、もうつらくてつらくて、
でも、せめてそれぞれ幸せになる道を見たいですね。
澪は「もう2度と恋はしない」って言ってますが、最後で見る澪は幸せな家族もいてほしいな[バッド(下向き矢印)]

あと又次が・・・・[exclamation×2]衝撃でした。
この作者さんは、最初にすべて決まったうえで執筆をすると、あとがきでおっしゃっていたので、
最後に向かって着々の進んでいるはず。

その結末をみるために、読み続けますよ!
つらい展開ですが、面白いシリーズです!


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