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「善人長屋 (新潮文庫)」を読みました。 [今読んでいる本]

「善人長屋」を読みました。


善人長屋 (新潮文庫)

善人長屋 (新潮文庫)

  • 作者: 西條 奈加
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: 文庫





良い人ばかりが住むと評判になりいつしか「善人長屋」と呼ばれるようになった長屋があった。

だが実は「盗品を売るけい主買い」の差配の儀右衛門、「つつもたせ」をする兄弟、裏の情報屋、詐欺師夫婦などなどの
殺しや人を傷つけることは絶対にしないが、小悪党ぞろいの長屋だった。

そこに、手違いで根っからの善人・錠前屋の加助が引っ越しをしてきた。

見境なく人助けをして厄介ごとを舞い込ませる加助。

長屋の住人達はしぶしぶながらも自らの得意分野を生かし、加助を助けるが・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


小悪党といっても犯罪者なんで、感情移入はとくにしないんですけど(笑)

加助が極端な善人でこのままオチがなかったらどうしよう・・・とちょっと不安になりながら読み進めていったら、最後の話がまさにしめくくりの話でした!

最後まで読んでほんとの1話!
最後でやっと加助が長屋の本当の一員になるって感じですね♪
さみしい話だったんですけど・・・加助はこれから幸せになるのかな?
それが気になる終わり方でした。
お縫はどうなるのかな?
いろいろ決着がつかず終わっていて、顔見せの1巻って感じ。
この続きがあるのなら、また読んでみたいなって思いました。

江戸時代ならこんな長屋もあったのかな(笑)


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