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「キーリ―死者たちは荒野に眠る (電撃文庫)」を読みました。(ライトノベル) [今読んでいる本]

ライトノベル「キーリ―死者たちは荒野に眠る (電撃文庫)」を読みました。


キーリ―死者たちは荒野に眠る (電撃文庫)

キーリ―死者たちは荒野に眠る (電撃文庫)

  • 作者: 壁井 ユカコ
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: 文庫



主人公:キーリは霊感が強く死者の霊がよく見える14歳の少女。
たった1人の家族だった祖母が亡くなってからは寄宿学校で孤独に生きていた。

冬季長期休暇の最中に1人の青年に出会う。
彼は不死人(ふしにん)。
過去起こった戦争で兵士を確保するために、戦死した死体の心臓の代わりに宝珠を埋め込み不死の人間を作り出した。驚異の再生力を持ち、痛みを感じない、老いることもできず、ただ生きるのみ-----それが”不死人”

不死人のハーヴェイ、彼の持つラジオに憑依している憑依霊”兵長”、そしてキーリの3人の不思議な旅が始まる--------


いや~、濃い!!!
濃いストーリーが凝縮して詰まっている1冊でした!
戦争の傷跡がはっきりと残り、それに苦しむハーヴェイや兵長の話とか、切なく苦しく悲しい話がいっぱいです。きれいごとじゃない世界観が深くてストーリーに引き込まれてしまいます。
そんな2人の旅に、戦争を深くは知らないけれど”孤独”は知っている優しい少女キーリが加わったことによって、少し光がともったかのようになったきがしました。
孤独だったキーリの心にも光がともった感じになった気がします!

そういう、悲しく苦しい現実があるけれど、でも3人の心があったかくなってくるというところが引き込まれて読んでしまいます!
本当に濃い1冊で読んで重く残るストーリーでした。
どうやらまだまだ続きが出てるみたいですね。
読みたいな・・・!

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