「イノセント・ゲリラの祝祭」上・下巻を読みました。

著者：海堂尊　発行所：株式会社　宝島社　宝島社文庫

ひたすら文庫になるのを待ち続けている「チームバチスタ」シリーズの文庫最新刊が出ました♪
「イノセントゲリラの祝祭」上・下巻です。

読み終えた感想としては今回も読んでいて面白かったです。
シリーズおなじみの登場人物のやり取りには我慢できず顔が思わずにやけてしまいました!!
通勤途中の電車とバスの中なので必死にこらえていたんですけど(笑)

内容は------主役の田口先生のまわりには事件などは起こりません。
厚生労働省を舞台に現在の医療制度問題中心の議論などが繰り広げられます。
事件がないというと静かな作品かと思ってしまいますが、そんなことはありませんでした。読んでいるとテンポ良く進む会話、明らかにされる医療制度の問題、登場人物達の行動、読みやすくどんどん引き込まれました。

扱っている問題が大きいので、1作で解決させたりできるものじゃなく最後はすっきりとはいかなかったと思います。でもそれは現代の医療の問題を扱っているからです。簡単に解決できなくて当然。問題提起みたいな感じの作品になっているな、と思いました。

”この物語はフィクションです”とありますが、医療制度問題、厚生労働省、官僚、教授、この作品に出てくるこの人たちの姿はフィクションと言いきってしまうことができません。
でも現実世界にはこの医療制度問題について真剣に取り組む田口先生や白鳥、他の登場人物たちはいません。
そう考えるとちょっとせつなくなりますね------

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今日から1泊2日で出かけております。
今日と明日は予約投稿となります。
nice!などのお返しは帰ってき次第伺わせていただきます!!!!
ご訪問いただきありがとうございました♪
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