「配達あかずきん」を読みました。 [今読んでいる本]
「配達あかずきん~成風堂書店事件メモ~」を、読み終わりました。友達が勧めてくれた本で”本格書店ミステリー”という分野だそうです。書店ミステリーって何だろうと思いましたが、読むとなるほど「主人公達が勤める本屋さん”成風堂”を中心に起こる事件の話」ということでそのネーミングのようですね。
ストーリーは・・
主人公は駅ビルの六階にある書店「成風堂」に勤めるしっかり者の書店員、木下杏子と、おもに謎解きを担当する大学三年生のアルバイト店員、西巻多恵。この二人が成風堂を中心に起こる事件や謎を解き明かす、というものです。
ミステリーといっても殺人事件や刑事が出てくるようなものではなく、日常にごく近いところの謎や事件です。全部で五編はいっていたんですが、さくさくと読みやすく先が読めず気になる謎で、一気に読み切ってしまいました。
プラスして私が読んでいて面白かったのは、書店員さんの仕事とか書店の仕事の内容とか、中からみた描写が多くてへぇ~と思うことがあったことです。著者が元書店員さんということもあり、現実味たっぷりです。本屋さんに行くのが大好きな私としては、本屋さんの日常を読めるのはそれだけで興味深いですね~♪
すごく重かったり暗いことなどはなく、さらりと読める小説でした。
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