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「伯爵と妖精 花嫁修業は薔薇迷宮で(伯爵と妖精シリーズ)」を読みました。 [今読んでいる本]

伯爵と妖精シリーズ11冊目「伯爵と妖精 花嫁修業は薔薇迷宮で(伯爵と妖精シリーズ)」を読みました。
友達が貸してくれたので読み始めました。


伯爵と妖精 花嫁修業は薔薇迷宮で (伯爵と妖精シリーズ) (コバルト文庫)

伯爵と妖精 花嫁修業は薔薇迷宮で (伯爵と妖精シリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 谷 瑞恵
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: 文庫



ときは19世紀半ばのイギリス。
リディアは妖精が見え、そして話ができる女の子。
亡き母のあとを継ぎ、今はもう少ない妖精の知識を持ち、妖精と交渉ができる仕事「フェアリードクター(妖精博士)」という仕事をしている。

リディアはエドガー・アシェンバート伯爵に雇われた。
彼は妖精界に領土を持つといわれる通称青騎士伯爵。
だが彼は青騎士伯爵の血筋ではない偽物。
古い貴族であったが、アメリカのプリンスという男に家族を皆殺しにされ誘拐拉致され奴隷にされたが、仲間とともに命からがら逃げてきたという元・盗賊だ。プリンスへの復讐のために青騎士伯爵の地位を得たのだ。

英国を追われて亡命したジェイムズ2世の孫:チャールズ・エドワードは自らの王位継承権を主張して反乱を起こした。結局彼は敗れたが、そのスチュアート家の血を引く者としてプリンスは王位奪還を狙っているらしい。

また彼の刺客としてやってきたユリシスという青年。
彼は青騎士伯爵の庶子の血を引き、フェアリードクターの強い力を持っていた。


プリンスへの復讐を胸に、簡単にプリンスに消されないようにイギリス社交界の地位を確立させるため、リディアを利用して青騎士伯爵の地位を名乗っている!
エドガーは妖精女王から、リディアはケルピーからのプロポーズを断るために婚約したと偽った2人。
利用する、利用されている、互いにそれを理解しているはずなのに惹かれあう2人がいた・・・・・。

リディアとエドガー、リディアを小さいころから見守っている妖精ニコ(猫の姿をしている)、エドガーと同じくプリンスから逃げ出してきた仲間たちであるエドガーの忠実な従者の体内に妖精を宿らせる少年:レイヴン、レイヴンの異父姉弟であり一度エドガーを裏切り死亡したが妖精となりよみがえったアーミン、少しづつ味方を増やしプリンスに挑もうとしていた。


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ロンドンブリッジでの戦いが一応終息した。
そのさいにリディアとエドガーは互いに相思相愛を認めとうとう結婚することになった!
中流階級のリディアが貴族のエドガーと結婚するには女王の拝謁を願い舞踏会へ参加、社交界へデビュー、そしてレディとしてふさわしいマナーを勉強、、、といろいろなことが待ち受けていた。
エドガーは意欲的に結婚式の準備をすすめるなか、リディアは今までの自分をすべて否定されているようで次第に自信をなくしていった・・・・・・・・

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今回の巻は今までの中で一番読んでいて面白いと感じたかも。

個人的にエドガーとリディアに感情移入できていないので(笑)、冷静な感じで読んでいるんですが、この巻はなんか最初から結末までうまくまとまっていて読んでいて楽しかったですね。

リディアがいじめられるところは読んでいてしんどいですが、最後の女王陛下の話の種明かしとかプリンスとの戦いとはまた違った感じで楽しめました。
いじめたお嬢様をびしっとこらしめられるのはスカッっとしていいですよね(笑)♪

それにしても「結婚」したら終わりってわけじゃなさそう??
どういう決着がつくんだろうな~


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