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「ゆんでめて(新潮社)」を読みました♪ [今読んでいる本]

しゃばけシリーズ最新刊!!「ゆんでめて」を読みました♪

私は本を買うときは必ずと言っていいほど”文庫”なんですが、どうしても文庫になるまで我慢できない時はハードカバーなどを買ってしまいます!(笑)
この「しゃばけ」シリーズは私が文庫化まで我慢できず買ってしまう数少ないシリーズです(笑)


ゆんでめて

ゆんでめて

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 単行本



時代は江戸時代。
主人公は大店:長崎屋の若だんな一太郎(いちたろう)
彼は妖怪の血を引いていて彼の周りには彼を慕う妖怪がいっぱいいて病弱で寝込みがちながらも幸せに暮らしていた。

ある日、長崎屋がもらい火で火事になり燃えてしまう。
その火事で幼少のころよりずっと一緒にいた屏風絵のつくも神”屏風のぞき”が負傷してしまう。
(”つくも神”は道具などが100年以上経って妖怪になったもの。よって自分の道具が傷ついてしまうと存在が消えてしまう)
また、他にも一緒に暮らしていた”つくも神”も壊れてしまい何人かを失ってしまった。

その火事の時一太郎は用事で兄や達と用事があり出かけていた。
ある曲がり角で、本来なら右の道へ進む予定だったが、一太郎は左の道(ゆんでの方向)へ進み少し寄り道をした。
火事の知らせを聞き急いで帰り、妖怪たちの救助や手当にがんばったが、混乱の中全員の無事を確認できなかった。
あの時、左ではなく右へ進んでいれば家事の知らせをもっと早く知り屏風のぞきたちを助けられたのではないかと、一太郎はずっと後悔していた-----------------------------------


今までの”しゃばけ”シリーズとは一味違うちょっと切ないストーリーと構成でした!!!!!

なにが一番おもしろいなと思ったかというと、やはり”構成”です!!
火事から5年後、4年後、3年後、とさかのぼりつつ一話一話展開していきます。
そして最後には・・・・・・・・!!!
構成と展開が最後まで面白く、こういう終わり方か!というような驚きもありました!
どの話が面白かった・・・というよりも、本1冊でひとつの作品で、面白かったです[exclamation]

うん、すっっごく良かったです♪


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