SSブログ

「火狩りの王」シリーズ読みました! [今読んでいる本]

「火狩りの王」全4巻と外伝を読みました!

火狩りの王 〈一〉春ノ火 (角川文庫)

火狩りの王 〈一〉春ノ火 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2022/11/22
  • メディア: Kindle版



火狩りの王 〈二〉影ノ火 (角川文庫)

火狩りの王 〈二〉影ノ火 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2022/12/22
  • メディア: Kindle版



火狩りの王 〈三〉牙ノ火 (角川文庫)

火狩りの王 〈三〉牙ノ火 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2023/01/24
  • メディア: Kindle版



火狩りの王 〈四〉星ノ火 (角川文庫)

火狩りの王 〈四〉星ノ火 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2023/02/24
  • メディア: Kindle版



火狩りの王 〈外伝〉野ノ日々 (角川文庫)

火狩りの王 〈外伝〉野ノ日々 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2023/03/22
  • メディア: Kindle版


人類最終戦争後の世界。人類は火を使うことができなくなっていた。
天然の火がそばで燃えると、人も体の内側から発火してしまうのだ。

世界が荒廃したのち体内に炎のもととなるものを宿した「炎魔」という生物が現れる。
炎魔から取れる炎だけは発火せずに使用することができるのだ。
「火狩り」が「炎魔」を狩り、体内の炎を採集して人類が使用する。
人類の細々と終わりの見えない生活が続いていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あまりにも気になる世界設定に読み始めました!
「灯子(とうこ)」と「煌四(こうし)」のW主役で交互の視点で進んでいく世界。
生まれも育ちもまったく違う2人がどう交差するのかとか、そうなってから2人はこの世界の成り立ちという大きな問題にどうするのかとか、そもそもなぜ人類は発火するようになったのか、神様とはなんなのかとか、知りたいことが多すぎて最後まで読まずにはいられませんでした。

重いテーマ。戦いがはじまってからの長さ。サクサクとは読めないですが、世界観に入り込んでどっぷり味わうことができました!
読めば読むほどどうおわるつもりなんだろう!?となるような壮大なストーリーだったんですが、
でも安易な展開はひとつもなく終わっていて読み終わった後感心するような気持ちになりました。
人物はいろいろ出てくるけれど、この世界全体が主役って感じでした。
みんなに幸せになってほしかったのに。
しかしそれもこれも人類の愚かさからの始まりという・・・読み終わってからもいろいろ考えさせられるシリーズでした。

最後の外伝もよかった。
最終戦争当時の話がすごい印象に残りました。怖い話だけど、最後まで読み切ったあとだからこそ響く展開でした。心がえぐられますが(笑)
本編には直接絡まない時代や村などにもひとつひとつ濃い物語が隠れていて、いかに世界観がしっかりしているか噛みしめちゃいました。

アニメは最後までやるんだろうか。見てみようかな。

タグ:火狩りの王
nice!(15) 
共通テーマ:

nice! 15

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。